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出版のご案内『不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べ』

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東京販売士協会で何度も講演を頂いており、また、当協会の会員でもある白鳥和生様(日本経済新聞社勤務)が、書籍を出版することになりました。

 

出版社はプレジデント社、タイトルは『不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べ』です。

 

是非、お買い求め頂きたくご案内申し上げます。

 

出版社: プレジデント社
タイトル: 不況に強いビジネスは北海道の「小売」に学べ
著者:  白鳥和生(日本経済新聞社 編集総合編集センター調査グループ調査担当部長)
発売日: 2022年10月31日
価格:  1,760円(税込)

 

■書籍概要

厳しい環境が小売業を鍛えた。コロナ禍でも北海道発の小売企業「ノーザンリテーラー」が元気だ。例えばニトリホールディングスやツルハホールディングス、アインホールディングスは全国チェーンに駆け上り、アークスはじわりじわりと関東をにらんで歩を進める。道内にとどまる企業でもセコマ(セイコーマート)、コープさっぽろに小売業界の関係者が注目する。

 

日本経済新聞社が「日経MJ(流通新聞)」紙上で毎年まとめている「日本の小売業調査」によると、2021年度で売上高50位以内に入る北海道本社もしくは北海道を源流とする企業は5社(ツルハHD、ニトリHD、アークス、DCMホールディングス、コープさっぽろ)。総生産が19兆6528億円で、日本全体の名目GDPの3.47%(2018年度)しか占めない北海道経済の位置からすると、ノーザンリテーラーの奮闘ぶりがわかる。

 

1997年の北海道拓殖銀行の経営破綻で、北海道経済は危機に見舞われた。資金調達と市場低迷に苦しんだ北海道の小売りはローコスト経営を徹底。この結果、価格競争力を高めた。ノーザンリテーラーには「地域愛」があり、人口減少や過疎化、物価高といった社会課題に敢然と立ち向かった。1年の多くの時期を雪に閉ざされつつも広大な大地に住む人々に、小売業の使命として豊かな生活を維持・向上するのため知恵を絞り、仕組みを整えていった。