エネルギッシュタウン

設立40周年記念式典およびエネルギッシュ・タウン大賞表彰式に参加して

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皆さん、こんにちは。東京販売士協会の森永逸二郎と申します。

10月27日(水)、黄金色の街路樹が美しく彩る季節、東京商工会議所丸の内二重橋ビル5階「所渋沢ホール」にて、東京販売士協会設立40周年記念式典およびエネルギッシュ・タウン大賞表彰式が開催されました。

会場開催では新型コロナウイルス感染防止対策を実施し、オンライン配信も行いました

 

私は、事務局として記念式典の会場運営のお手伝いを行いました。

今回、記念すべき40周年記念式典であるため、少しでも多くの方に参加していただけるよう、リアル会場だけでなく新型コロナウイルス感染予防策としてオンライン開催も同時に行う初の試みを行いました。

私たち事務局は、初のオンライン同時開催ということで、参加者にどのようにしたら会場のリアル感を伝えられるか、またトラブルが起きる可能性も考慮しながらリーダーの佐藤さんを中心に事前準備を行い、当日は2時間前に会場入りし、機材の確認やリハーサルを繰り返しました。

私は、移動撮影を担当し、パネルディスカッションでは会場内に質問者がいたらカメラを持って走って動画を撮る役割でした。

日頃の運動不足で翌日足腰が痛みましたが、私の移動撮影が、オンライン参加者に少しでも臨場感を感じてもらえたなら幸いです。

 

また、私はET事業実行員としても初参加になります。

ET事業実行員は、東京販売協会会員であれば誰でも参加することが出来ます。

一昨年9月に委員の募集があり総勢22名の会員のメンバーが集ました。

3~4名がチームとなり、現地視察やヒアリング活動を行います。

現地での活動は全3回、チームのメンバーも都度入れ替わります。

チームで活動するため、視察しながら意見を交わしたり、視察後は商店街の中で一緒に食事をとったりして、初めてお会いする会員の方とも仲良くなれました。

商店街も私たちが知っている駅前商店街だけでなく、団地型、地下にある商店街など、様々な形態があり、大変興味深く刺激を受けることができました。

最終審査は、実行委員全員の多数決で賞が決まります。

私はチームが推す商店街のプレゼンを担当しました。

商店街のよさを伝えるプレゼン能力も重要だと感じました。

活動では、新型コロナウイルス禍の状況の中だったため、緊急事態宣言が発動されるたびに延期を繰り返したり、またヒアリングを辞退される商店街もあったり、活動スケジュールの調整に大変苦労しました。初めて実行員として参加して、たくさんの方と知り合いになれたり、商店街の代表と話すことができたり、賞が決まるまでの過程の貴重な体験ができ大変勉強になりました。

今回は過去受賞した41商店街を対象とし、実行委員がこのように2年の歳月をかけ、現地視察である一次・二次審査を経て、三次審査では商店街役員へのヒアリングを行い、最終審査に残った12の商店街が各賞に選ばれました。

商店街の現地視察やヒアリングを行う中で、コロナ禍の中、また必ずしも立地に恵まれてないなかでも、諦めず知恵と工夫により地域の発展と繁栄を目指して日々努力され、果敢に取り組まれている姿勢が大変印象的でした。

いま、全国の商店街を取り巻く環境にはたいへん厳しいものがありますが、一方で、地域住民から商店街に寄せられる「地域コミュニティの担い手(安心、安全、福祉、環境、子育て、高齢者の相談相手、文化の創造、歴史の伝承などの公共的な役割)」としての期待は、これまでになく高まっています。

私たちも当協会のET事業を通じて、各商店街や地域の発展に少しでも貢献できたら幸いです。

 

 

 

当日のスケジュールは以下の通りです。
・記念式典・表彰式(永年会員、ET商店街)   14:30~
・表彰商店街によるパネルディスカッション   15:40~
・記念講演(講師:日本経済新聞 白鳥和生様) 17:10~

今回は、東京販売士協会の設立40周年記念事業として、過去9年間のET事業で表彰された41商店街を対象とし、実行委員が2年の歳月をかけ、現地視察である一次・二次審査を経て、三次審査では商店街様へのヒアリングを行い、最終審査に残った12の商店街が下記の各賞に選ばれました。おめでとうございます!

エネルギッシュタウン表彰式の様子(YouTube)

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ET大賞
戸越銀座商店街連合会(品川区)
ET優秀賞
十条銀座商店街振興組合(北区)
滝山中央名店会(東久留米市)
田無アスタ専門店街出店者会(西東京市)

ET各賞
ET産学官連携賞:神楽坂通り商店会(新宿区)
ET地域連携賞 :広尾商店街振興組合(渋谷区)
ET地域密着賞 :荏原商店街振興組合(品川区)
ETドリームタウン賞:自由が丘商店街振興組合(目黒区)
ET安心安全賞 :上板南口銀座商店街振興組合(板橋区)
ETクリエイティブ賞:神田すずらん通り商店街振興組合(千代田区)
ETコミュニティ賞 :鶴川団地センター名店会(町田市)
ET特別賞   :日本橋北詰商店会(中央区)

 

表彰式では、大島会長と日経MJ編集長鈴木様から、表彰者へ表彰状と記念品贈呈が行われました。

当協会では、独自の審査基準である地域生活者からの支持や独自性、地域との連携、新たな挑戦の取組みなどがあるため、規模の大小に関係なく小規模の商店街が受賞することがあります。「うちのような小さな商店街が受賞できて本当に光栄です」と喜びながら感想を述べられていたことが印象的でした。

表彰式後、当協会の八木副会長(エネルギッシュ・タウン事業実行委員会 委員長)から講評をいただきました。

エネルギッシュタウン 講評の様子(YouTube)

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「都市の発展に伴い、再開発も進み、昔ながらの町の姿は失われつつありますが、時代の変遷と共に姿を変えて適応していこうとする商店街から、多くの事を学ぶことができます。最終審査の時、どの商店街を選出すればいいのか難しく大変だった。」との所感を述べられました。

「表彰商店街によるパネルディスカッション」がではET大賞とET優秀賞を受賞された4商店街の代表とコーディネーターは当協会の鈴木常任理事が担当されました。

各商店街の紹介から始まり、新型コロナウイルス感染対策防止にいかに取り組んでいるか、安心して来場者に買い物をしてもらうにはどうするか、いかに集客を行っているかなど、他の商店街でも参考になる貴重なお話をいただきました。

 

最後に、日本経済新聞の白鳥和生様から記念講演として、「流通と消費の今を読む~ポスト・コロナを見据えて~」をテーマに、コロナ禍で企業や個人の価値観が変わったこと、流通の歴史は変化の歴史であること、今のニューノーマル(新しい常態)へ対応しつつ、これからのアフター・ニューノーマルへの準備を行うことが重要であることを学びました。

 

 

最後になりましたが、東京販売士協会 設立40周年記念式典にご協力いただいた関係者の皆さま、本当にありがとうございました。