平成29年度下期 販売士講習会講師養成講座「新コーチング・スキルアップ講座第3回」報告
こんにちは、東京販売士協会会員の李と申します。今年も早いもので、一年の締めくくりの時期になりました。師走の時節柄ご多忙中にもかかわらず、今回の講座も多くの方々が参加されていらっしゃいました。
さて、第3回12月19日(火)の講座内容は、3級「ストアオペレーション」の検定試験の傾向と受験に向けた対策の講義と3級「マーチャンダイジング」の作問グループワークです。
冒頭のご挨拶の後の「ストアオペレーション」の講義では必ず、確認しておくべき重要ポイントを講師の木下常任理事より説明して頂きました。
第1章の「ストアオペレーションの基本」から第2章「包装技術の基本」、第3章「ディスプレイの基本」、第4章「作業割当の基本」までをレジュメに沿ってスライドも交えて詳細に確認できました。
私も小売店舗の経験があったこともあり講義中には、重要ポイント毎に過去の記憶が走馬灯のように浮かび「うんうん!そうそう!」と共感しつつ懐かしんでいました。
例えば、朝礼や接客用語の解説では「接客用語を毎朝よく唱和したなぁ~」とか、前進立体陳列や先入れ先出し陳列では「徹底することを耳にタコができるぐらい言われたなぁ~」とか、3Sの励行では「クリンネスができず汚い売り場にしていて、烈火のごとく怒られたなぁ~」とかです。
講義中は終始懐かしんでおり、受験生を合格させるという趣旨を逸脱してしまっておりました。
いかんですね・・・。
次に休憩をはさんで「マーチャンダイジング」の作問グループワークです。
今回の作問では穴埋め問題の作成にチャレンジしました。
流れとしては、最初にテーマを決めて出題箇所を選定し、理解・把握して頂きたいキーワード箇所を探して空欄とし、更に正解の語句に対する不正解の語句を設定、解答の解説を記述するというものです。
何を思い違いをしたのか簡単そうに思え、テーマ決めでは、利益構造の把握は大切だという理由だけで特に深くは考えず「利益の構造」のテーマとその出題箇所を決めました。
なんと、その計画性のない決定によって、その後の作業が苦しいものになったのです。
選んだ出題箇所に繰り返しの語句が多く重要語句の数自体が少ないため複数の穴埋め箇所を設定できないことや、不正解の語句の設定まで考慮していなかったので適切な不正解語句が浮かんでこなかったのです。
結局、解答の解説まで行うことができず、グループワーク終盤には「しまったぁ~」と思いました。
ところが、周りからも「ミスったな」とか「当て馬(不正解語句の設定)が難しいな」などの声もちらほら聞こえてきて、皆さんも同じようなところで苦労されていたようです。
何となく変な安心感を得つつ、今回の作問は宿題として持ち帰ることとなりました・・・。
今回は、計画性を持った作問をおこなうこと等、色々な課題が見えてきた講座となりました。
それでは次回は年を越しての講座報告となりますが、皆様におかれましては、くれぐれもご自愛の上、晴れやかな新年をお迎えになられますよう、心よりお祈り申し上げます。