東京販売士協会エネルギッシュ・タウン表彰式 開催報告
東京販売士協会エネルギッシュ・タウン表彰式について、常任理事の森永逸二郎さんよりご寄稿いただきましたので掲載します。
2025年2月26日(水)、「第24回 販売士が推す!エネルギッシュ・タウン―私の街―」の表彰式・商店街交流懇親会が、東京国際フォーラムガラス棟6階にて開催されました。
エネルギッシュ・タウン事業は、地域から支持される「キラリと光る」独自性を持ち、新たな挑戦とエネルギッシュな活動を続ける商店を発掘し、他の商店街のモデルとなりうる活動が顕著な商店街を表彰することを目的としています。
近年、全国的に商店街の衰退傾向が続いており、東京都においても商店街数の減少が進み、厳しい状況に直面しています。また、役員の高齢化や人材不足、活動資金の不足といった課題も抱えています。そのような環境下でも、独自の収益源を確保し持続的な活動を行っている商店街も存在します。
このような背景を踏まえ、今年度のテーマは「独自の収益源を確保し、活動を維持している商店街」とし審査を実施しました。
区商連の団体や会員から推薦のあった31商店街の書類選考を行い、選出された8商店街を対象に、活動指標評価・消費者視点評価・テーマ趣旨評価の3点から審査を実施し、最終的に3つの商店街が表彰されました。
<受賞商店街>
最優秀賞 新小岩ドリームウェイ商店街振興組合
優秀賞 烏山駅前通り商店街振興会
特別賞 武蔵小山商店街振興会
表彰された商店街は、それぞれ独自の事業を展開されており、撮影料金や加盟店からの賦課金、吊看板広告による収入の確保、スタンプ事業を活用した顧客囲い込みによる収益確保、賃貸物件や駐車場経営による安定した収入源の確保など、創意工夫を凝らした取り組みが行われています。
表彰式では、当協会の大島会長による開会の挨拶の後、日本経済新聞社 日経MJ編集長・永井様より共催者のご挨拶をいただきました。続いて、受賞した3商店街の賞状授与が行われ、各代表者より商店街の現状や取り組みについての報告がありました。お話を伺い、3商店街に共通して見られるのは、外部環境の変化に柔軟に対応していること、代表者が若手に引き継がれていること、関係者を巻き込みながら未来に向けて夢を持って活動されていることといった点を感じました。
表彰式の後は懇親会が開かれ、昨年度の受賞商店街の代表者も参加し、名刺交換や情報交換が活発に行われました。親睦を深める貴重な機会となり、大盛況のうちに閉会しました。
ご参加いただいた皆さまのご協力により、盛会裏に終えることができましたことを心より感謝申し上げます。今後も当協会では、交流や学びの機会を提供してまいります。
当協会の会員の皆さま、商店街に興味や関心のある方は、ぜひエネルギッシュ・タウン事業へのご参加をお待ちしております。