先進商業施設視察会

参加レポート「【日本橋室町三井タワー】商業施設視察会」

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2025年10月23日開催の商業施設視察会について、参加者の村田様より参加レポートをご寄稿いただきましたので掲載いたします。

開催日:2025年10月23日 15:00〜
場所:日本橋室町三井タワー5F
講演:三井不動産(株)様
カンファレンス後に、コレド室町テラスと
三井日本橋エネルギーセンターの見学

 

 

■講演内容
COREDO日本橋の名称の由来について説明があり、英語で「核」を意味する‘CORE’と「江戸」‘EDO’をつなげた造語とのことです。日本橋は五街道の起点であり、江戸・東京の商業中心地として栄えてきた歴史・伝統豊かなエリアで、新しい日本橋が東京の商業の「核」になる、との想いが込められています。

 

なるほど、冒頭のつかみ説明から、思わず納得してしまいました。長年、小売業とシステムベンダーの営業最前線にいた自身としては、ネーミングこそがコンセプトの根幹を成すと考えています。このコンセプトに彩られた商業施設を司る三井不動産の凄みを再認識することになりました。

 

街づくりとして、江戸時代以来の商都・日本橋を「働く・遊ぶ・暮らす」が融合した街へ再生を目指しています。三井本館・日本橋三越本店などの歴史的建築群と共存して、地下鉄と直結の高いアクセス性を誇ります。福徳神社・仲通りの再生による「神社×商業×文化」の一体設計にて、歩行者中心の回遊導線・屋外イベントスペースの設計には目を見張るものがあります。

 

商業施設としては、高感度な飲食・物販・サービスをバランスよく配置して、老舗×新興ブランド」を融合してます。結果、日本橋らしい“体験型・物語性のある店舗”が目につきます。
平日昼のランチ需要、夜の接待・会食対応を両立して、オフィスワーカーを取り込んでいます。

 

■日本エネルギーセンター見学
このセンターは、日本橋室町エリア(東京都中央区)において、街区規模で電気と熱を一体的に供給する「スマートエネルギーネットワーク」の核施設です。

キー設備として、中圧ガスを燃料にしたコージェネレーションシステム(CGS)を設置し、発電・熱回収・熱供給を組み合わせる方式を採用しています。

既存のビル群も含めた供給対象(延床面積約100 万㎡、約20棟)をカバーしており、都心既存市街地における“面的エネルギー供給”の先駆モデルとなっています。

非常時(停電等)においても一定の電力・熱供給を継続できるよう、レジリエンス(強靭性)を確保する設計がされてます。発電設備・熱源設備・制御室・モニタリング画面などを拝見して、施設とシステムの高度化に驚かされました。

帰宅困難者一時滞在施設や周辺街区の拠点施設へのエネルギー供給も含めた“街”としての配慮には、頭が下がる思いでした。

 

今年で3年連続、この商業施設視察会に参加しました。スタッフとしてばかりでなく、リテールマーケティングのライセンス価値を更に高めるために、今後も前向きに参画いたします。