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参加レポート「妙義龍関 引退断髪披露大相撲」

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常任理事森永様より、「妙義龍関 引退断髪披露大相撲」の記事をご寄稿いただきましたので掲載します。

 

秋晴れの空が高く澄み渡った10月5日(日)、両国国技館で開催された「妙義龍関 引退断髪披露大相撲」に、8名で参加しました。会場はもの凄い数のファンで埋め尽くされ、元関脇・妙義龍関の新たな門出を祝う温かい熱気に満ちていました。

私たち全員は、足を伸ばしてゆったりと観戦できる「らくらく2名升席」を利用しました。お弁当とお土産も付いており、美味しい食事を楽しみながら、相撲観戦の醍醐味を存分に味わうことができました。

 

当日は、笑いあり、涙ありの心に残る催しが続きました。

序盤には、相撲の禁じ手をコミカルに紹介する「初切(しょっきり)」で会場が何度も笑いに包まれ、七五調の歌詞を朗々と歌い上げる「相撲甚句」では、日本の伝統文化の奥深さに触れることができました。

この日のハイライトの一つが、妙義龍関が二人の息子さんと土俵に上がった「最後の一番」です。父親として、そして力士としての優しい眼差しが非常に印象的で、会場全体が温かい拍手に包まれました。また、大銀杏を結い上げる「髪結い実演」や、相撲の終わりを告げる「櫓太鼓打分(やぐらだいこうちわけ)」など、普段は見られない貴重な儀式も見ることができました。

母校である日本体育大学の理事長からの挨拶の後、いよいよ迎えた断髪式が執り行われました。著名人を含む約400名もの方々が、妙義龍関の長年結い上げた大銀杏に次々とはさみを入れました。これまでの功績を称え、長年の労をねぎらう感動的な時間でした。

挨拶に立った妙義龍関は、子供相撲をきっかけに角界入りしたこと、決して平坦ではなかった力士人生を諦めずに努力を重ねたこと、そして何よりファンの皆様の支えがあって関脇まで上り詰めることができたと、時折言葉を詰まらせながら感謝を述べられました。

断髪式の後には花束贈呈が行われ、最後は迫力満点の幕内取組で締めくくられました。秋場所で優勝を果たした大の里関の取組では、ひときわ大きな「大の里~!」という声援を送りました。

 

今回の披露大相撲は、相撲の楽しさと厳しさ、そして日本の国技の魅力を改めて感じさせてくれる素晴らしい一日となりました。

妙義龍関のこれまでのご活躍に深く敬意を表するとともに、今後のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

 

皆様も次回は是非ご参加お待ちしております。