参加者レポート

東京販売士協会セミナー「新価値創造企業から学ぶマーケティング」所感

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■東京販売士協会会員、吉井様より、10月11日に開催された中村洋一氏のセミナー「新価値創造企業から学ぶマーケティング」への参加レポートをいただきました。ありがとうございました。

「考えているのに、同じところをぐるぐる回るだけで、結論がでない」「頭の中がもやもやとしていて、どこから考えていけばいいのかわからない」「相手にうまく伝わらない」という本質がなかなか見つからないときに、今回のセミナーでおっしゃっていた分解するという思考プロセスが非常に有効であること確信した。大きな問題は「因数分解する」ことで問題の中から本当に解くべき問題が発見でき、適切な課題を設定することによって、無駄なことをやらずに結果を出すことができるのである。

 

うまくいく時とうまくいかない時分岐点は、目的・目標を正しい目的・目標に「分解」できているかどうかにある。「悩んでいる」のは、現象が大きすぎたり複雑だからである。「大きい」ということは漠然としてるということであり、「複雑」ということは複数の要素が絡み合っているということである。それを「分解」すれば、物事が具体的になったり、手を付けやすい内容になり、より明確になったりする。そして問題や課題となる要素が見つかったら、あとは優先順位をつけて解決していくだけでよい。

うまくいかない人や組織の多くは、目の前の細かいタスクに追われて目的を見失っている。頑張っているのに結果が出ない、もしくは、今は結果が出ていても付け焼刃のように感じるのは、大抵、適切な分解ができていない。または、目的が大きな塊すぎて、みんなの共通認識が持てない、具体策が浮かばないといったこともある。

一方で、うまくいっている人や組織は、一つの大きな目標に向かって、それをどうしたら実現できるか、その方法が適切に分解されており、無駄な仕事はしない。例えば、GoogleはOKR(Objective and Key Results)という目的・目標を分解して管理する仕組みで大きな目標から分解して、個々の目標を決めています。個人でも、大リーガーとして史上初の満票でMVPを2回獲得するなど活躍している大谷翔平選手は、高校1年生の時に、ドラフト1位でプロ野球選手になるという夢を叶えるために、必要なことを分解して1つのシートにまとめ、努力を積み重ねてきた。

分解すれば、物事の見え方が変わって「解像度」が上がり、それについて明確に達成方法を考えることができるようになるのだ。

「解像度」が高い人は大抵、物事を大きく俯瞰して、さらにそれを「分解」して見ている。だからこそ、具体的で詳細に考えることができるのである。

「分解する」ことは、シンプルだが使い勝手のよい方法だと再認識できた。