先進商業施設視察会

最新商業施設視察会「虎ノ門ヒルズ」開催報告

Pocket
LINEで送る

2015年2月16日(月曜日)先進商業施設「虎ノ門ヒルズ」視察会が開催されました。東京五輪・パラリンピックを控え、注目が集まる新橋・虎ノ門エリアの新たなランドマーク「虎ノ門ヒルズ」とあって、37名の方々に参加頂きました。都心と湾岸を結ぶ幹線道路の環状2号線と一体で建設された超高層ビル、「虎ノ門ヒルズ」は、“トラのもん”のキャラクターと共に2014年夏に誕生しました。

視察当日の午後は、晴天にも恵まれて、東京販売士協会の今年初めての事業に相応しい晴れ舞台となりました。会場はMORI TOWER2Fのレストラン〈グリーンラタン〉。今年の視察会は趣向を凝らし、アフタヌーンティを愉しみながら先進商業施設についての講演とともに、会員同士の交流が図られました。大島会長の開会挨拶で始まり、参加された会員の自己紹介と続く中、開演を待つ参加者はケーキやティーの香りや味を愉しみました。

商業施設の開発を手がける、森ビル株式会社 営業本部 商業施設事業部 営業企画部吉田 誠 氏/相澤 友喜子 氏をお迎えして、“東京の未来はここからはじまる。虎ノ門ヒルズ。”という演題に、虎ノ門ヒルズの誕生から現在、そして今後について、虎ノ門周辺における再開発について拝聴しました。

コンセプトは、コミュニケーション・ハブ。“東京を世界一の都市に”という狙いもあって、52階建ての「虎ノ門ヒルズ」は、グローバルビジネスを支える、最高水準の「オフィス」やエリア最大規模、3つのイベントホールを構える「カンファレンス施設」、さらに、新しい発想と暮らす、MORI LIVINGの提案する新たな「レジデンス」を中心に構成されています。ショップ&レストランは、1階~4階にあり、THE 3RD(自分が自分らしくいるための“第3の場所”)というテーマのスペースには、個性的な店舗を揃えています。講演後は、参加者全員で「カンファレンス施設」の見学も行うことができました。

2020年に東京五輪・パラリンピックを控えて、今後、虎ノ門エリアには、虎ノ門ヒルズの開業に続き、象徴的だった存在の建物が次々に衣替えすることや、地下鉄の新駅の開設が計画されています。虎ノ門一帯はこれまでのオフィス街から、東京を象徴する賑わいの一大集客地域に生まれ変わっていくはずです。販売士として先進商業施設という点とともに、都市再生という面の視点も欠かせません。

東京の国際競争力は現在4位と言われています。1位ニューヨークや2位ロンドン、3位パリに遅れをとっているそうです。そして、アジアの金融のハブはシンガポールに移っています。新興国の国際都市に勢いがある中で、世界からヒト、モノ、カネが集まる国際新都心に作り替えられるか。東京の未来はここからはじまる。販売士として何をはじめるか、講演や会員同士の交流を通じて刺激になる1日でした。

講演:森ビル株式会社 営業本部 商業施設事業部
営業企画部 課長 吉田 誠 氏 / 相澤 友喜子 氏