Pocket
LINEで送る

豊島区生まれで、東武東上線沿線在住。池袋は都内でも最も親近感のある街の一つである東京販売士協会の宮城です。

今年の先進商業施設見学会がサンシャインシティに決まったと聞いた時は、正直「えっ!?」と思いました。

 

買い物で行ったり、仕事関係のイベントで寄ったりする機会も多く、いつ行っても賑わっているイメージがありますが、「先進」というと最近出来た所という既成概念があって、ちょっと違うのではと思ったからです。

 

ここで、「先進」をネットの辞書で引いてみましょう。

<デジタル大辞泉>

1.発展の段階、進歩の程度が他より進んでいること。

2.年齢・地位などが上であること。また、その人、先輩。

<大辞林 第三版>

1.経済・文化などの発展がほかより進歩していること。

2.年齢・学芸・能力・地位などでより進んでいること。また、その人、先輩。

 

なんだ、別に新しい必要は無いんだ!
むしろ、サンシャインシティはこの定義にピッタリ!長い歴史を持ちながらも、常に発展、進化している商業施設ですからね。

 

さて、当日の視察会。
集合は、アルパ地下1階の噴水広場。地下1階から3階までの吹き抜けで大型ビジョンも設営され、各種イベントの場として有名ですよね。 松本伊代さんや西城秀樹さんなど、ここから巣立ったアイドルも多いとのこと。

そして、人気のポケモンセンター、ナンジャタウンなどを経て、5階のコンファレンスルームへ移動。

 

 

「サンシャインシティの歴史と集客について」株式会社サンシャインシティ S・C事業部 山岡様よりお話を伺います。

前方右、山岡様

 

1978年の開業から今年で39年目!を迎える敷地面積54,688㎡、延床面積585,895㎡という広大な施設。
サンシャイン60、アルパとその上層階のプリンスホテル、ワールドインポートマート、文化会館という4つのビルから構成されています。

 

来街者数は、年間約3,200万人!東京都の人口の約4人に1人が毎年来ていることになります。凄い数字です。
バブル崩壊後、2,700万人台になったことはあったそうですが、概ね毎年3,000万人前後の来街者があるというのは凄いですね。
しかも、ここ10年ほどはほぼ右肩上がり!
ディズニーランドより集客が多いというのに改めて驚く。

20~40代の女性が来街者の過半数とのことで、これもこの施設を華やかにしている要因でしょうか。

 

しかし、いつも栄えている印象があったのですが、累損を抱え金融支援を受けるなど経営的に苦しい時期もあったというのは知りませんでした。
確かに、第二次オイルショック(1979年~)、バブル崩壊(1991年~)という激動の時代を乗り越え、その後登場した各種施設との競合を生き抜き、今日も多くのお客様を集めているというのは凄いことだと思います。
また、東京拘置所の跡地に建ったことは知っていましたが、全国6か所に拘置所を建設し、東京拘置所跡地と交換するという官民一体となった 公共性の高いプロジェクトであったことは初めて知りました。

 

新しい時代の幕開けの象徴的な商業施設だったのですね。

池袋からモノレールを敷くという構想もあったなどという秘話も伺いました。

 

現在は、三菱地所グループの一員として、「ハード面の優位性からソフト+ハード面の優位性へ」と展開されているとのこと。

専門店街アルパや展望台などのリニューアルというハード面の整備とともに、アルパでの年間通じた展開、年間300日以上という噴水広場での各種イベント、展示ホールでのイベント、テナント連動企画や全館連動企画、地域との取り組みなどのソフト面での充実した施策を伺いました。

 

商業施設として、常に鮮度を保ち、活性化するたゆまぬ努力を継続されていることが良く分かり、大変勉強になりました。

 

参加の皆様の関心も高く、質疑応答では、イベントの告知方法、来街者の目的地やそのカウント方法、インバウンド対応、人材教育など各種質問がありましたが、川島常務取締役S・C事業部長、林S・C事業部次長に的確に丁寧にご回答頂けました。

林次長と川島常務取締役

 

続いて、リニューアルなった60階の展望台へ。

今までにたぶん100回以上は来ているサンシャインシティですが、実は展望台に登るのは初めて!

ただの展望台かと思っておりましたが、勿論そんなことは無く、各種アミューズメント設備の揃った子供から大人までが楽しめる施設。当日は若干曇ってはおりましたが、60階からの眺めは絶景かな、絶景かな。

 

 

ガラス窓ギリギリに人が立てる場所もあり、高所恐怖症気味の私はビビりつつもトライしました。
でも足のすぐ下が60階の高さというのはやっぱり怖い(笑)。
ちょっとだけ立って、すぐ離れました。

 

ずっと、東京の眺望を楽しんでいたいところでもありますが、まだまだ当日のイベントは盛りだくさん。

 

当東京販売士協会 常任理事でもある事業本部 防災ソリューション事業部 営業課 技師 松本様のご案内で、一般財団法人日本気象協会へ移動。

 

まず第一部として、事業本部防災ソリューション事業部事業課 中野プロジェクトリーダーから、商品需要予測への気象情報活用のお話を伺います。

松本様と中野様

 

天気予報で物流を変える「需要予測の精度向上・共有化による省エネ物流プロジェクト」として、平成28年度の省エネ大賞、経済大臣賞を受賞されたという素晴らしい内容のもの。

 

30社でコンソーシアムを作り、POSデータ、発注データ、在庫データを収集し、従来、製(メーカー)、配(卸)、販(小売)が独自に需要予測していたものを、協働で需要予測することによりサプライチェーン全体での最適化を実現したというもの。

平成26年度は「情報の見える化」、27年度は「情報の個社活用」、そして28年度に「情報の連携利用」というステップで進めて来たそう。

 

従来見込生産されていた日配品の「豆腐」に気温、体感気温、天気といった気象情報を活用することにより商品ロスを30%削減した事例、季節商品の「飲料」で気象予測の活用で意思決定を早め、陸送から船便へのモーダルシフトにより運送経費、環境負荷軽減を図った事例などを伺い、企業経営に気象情報の戦略的な活用が重要であることを強く認識させられるお話でした。

 

また、気温が商品の購買行動に密接に結び付いていることは以前の東京販売士協会での気象予報士 天達さんのセミナーでも学んでおりましたが、商品によっては「体感気温」の要素が大きい場合もあるということは新たな発見でした。

 

そして第二部は、松本様の司会進行による「販売の暦活用」というワークショップ。

 

二十四節気を活用し、サンシャインシティの噴水広場で誰に何を訴求するイベントを開催したら良いかということをアイデア出ししました。

なお、私のグループでは「40代男性を対象に、『霜降(そうこう、9月中旬)』の季節に”近江牛”の霜降(しもふり)フェア」というギャグ丸出しの案を考えましたが、残念ながら時間の関係で発表の機会が無かったので、この場をお借りして発表させて頂きます(笑)。

 

こういうワークショップもあることで、気象と販売との関係をより腹落ちさせることが出来ますね。
さてさて、本日の先進商業施設見学会は盛りだくさん。まだまだ終わりません、楽しみが一杯。

 

58階「クルーズ・クルーズ」での立食パーティ!

 

 

 

眼下の素晴らしい景色を眺めながら、美味しいお料理に舌鼓を打つのは最高ですね。
まだまだ明るい時間帯ですが、勿論お酒も飲んでます。お仕事中の皆様ゴメンナサイ。

 

歓談尽きぬ中、薄明り残る時間帯でしたが定刻となり、本日の大変充実したイベントが終了いたしました。

毎年、このような先進商業施設見学会が開催されていますので、是非皆様もご参加ください。