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東京販売士協会副会長 松崎 香澄

◆ 販売士の資格は「鬼に金棒」

虎屋では、現在店頭で活躍中の販売士の資格取得者は6名いる。今回の取材では、販売士を取得してから15年の赤坂本店に勤務されるベテランの笹川倫子さんから話を伺った。
笹川倫子さんは、入社後2年目で販売士の資格に通信教育でチャレンジされ見事一発で合格した優秀な方である。笹川さんの言によると、「今まで教わって一生懸命接客していたことが、理論的に裏付けられて自信が付いたこと」、「お客様へのアプローチのタイミングがはっきりと分かるようになったこと」が販売士の資格を取得した後の大きな成果だと言われた。このことは、実践が理論で裏付けられたことであり、まさに「鬼に金棒」である。
さらに、赤坂本店の本店長である横井有二氏は、「販売士の資格を有している社員は、いずれも全般的に販売に対する資質が高い」ということである。これらのことから、販売士の資格が有効に活かされていることが伺えた。

◆ 東京販売士協会に対する要望は

虎屋では、販売士などの資格は、自己研鑽の一環として社員に紹介している。そのため、小売業は勤務体系が複雑なので、試験日の回数を増やして欲しい、ネツト受験などもできないかという要望もあった。

最後になったが、赤坂本店、銀座店など10店舗では、喫茶「虎屋菓寮」を併設している。定番の本葛を使用した「葛切」、「季節の羊羹と抹茶セット」などのほかに夏季限定の特別メニューもある。それは、「かき氷」であり「宇治金時」や「氷あずき」などがある。読者の皆様も老舗の伝統的な「かき氷」をぜひ賞味していただきたいと思う。
本取材を通じて「販売士」の資格がお客様から高く評価されているのを認識したのと同時に、協会として会員の方々に積極的に情報提供をしていかなければならないことを痛感した。